
この記事では2期7話のあらすじを紹介します。
ネタバレもありますので本編を見逃していて、まだ内容を知りたくない方はご注意ください。
目次
- 銀行の情報が政府に漏れていると疑う半沢
- 前回までのあらすじ
- 半沢は白井大臣の元へと向かう
- またしても銀行の内部情報が、政府に漏れていた。
- 半沢はスカイホープへの融資が自分たちで出来ないかを、紀本常務、そして大和田に提案するが・・・。
- セントラル証券のかつての部下森山が事故に
- 森山の言葉で政府に対抗すると誓う
- 大臣である白井に立ち向かう。
- 政府相手に宣戦布告する。
- 妻の花は偶然出会った智美と意気投合する。
- 政府の債権放棄対して、どうするかを決定するりん議が、役員会で行われる。
- 圧倒的に半沢に不利のまま話は進んでいく。
- 頭取派の大和田が、半沢の意見に耳を貸した。
- 政府と裏で繋がっていたのは紀本だった。
- 半沢は否決された債権放棄に1つだけ条件を付けた。
- 最後の望みの綱、開発投資銀行の谷川を説得を試みる
- 谷川はかつて銀行員だった父親に言われたことを半沢に話す。
- 半沢たちに協力することはできないと告げる。
- 谷川を説得することができなかった半沢は、絶望的な状況の中、運命の合同報告会が始まる。
- 半沢たち準主力銀行の決定に従うと、政府に抵抗し始めたのだ。
- 開発投資銀行の番になる。
- ついに、銀行が一つになって政府に立ち向かった瞬間だった。
- ついに巨悪の権化、箕部幹事長を本気にさせ、東京中央銀行を襲う脅威を引き起こしていく。
銀行の情報が政府に漏れていると疑う半沢
半沢「こちらの動きを把握していたとしか考えられません」
大和田「誰かが政府に情報を流しているとでも?」
前回までのあらすじ
政府の帝国航空の建て直しチームのタスクフォースから、500億の債権放棄を迫られている、東京中央銀行。
半沢は帝国航空の自立再建を目指すべく、再建案を立てた。
しかし
田島(半沢の部下)「認可が却下って、どういうことですか?」
再建案の肝である、余剰人員506名の受け入れ先、スカイホープ航空の新規路線の認可が突然却下になり、506名の行き場がなくなってしまう。
さらに
(会見にて)
中野渡頭取「申し訳ございませんでした」
金融庁から業務改善命令が発出され、東京中央銀行からの世間の風当たりは、厳しいものとなっていく。
白井大臣「今度こそ債権放棄を飲むでしょうね」
これらの出来事を裏で動かしていたのは、国土交通大臣の白井。そして、その背後にいる、箕部幹事長だった。
(盆栽の切った枝を白井に見せながら)
箕部「根元から切り落としてやるんだ」
見計らったかのように、次々と政府から妨害が入り、半沢は行内の情報を流している裏切者がいると確信する。
半沢「紀本常務か、大和田か、どちらかが政府と繋がってる」
半沢は白井大臣の元へと向かう
(タスクフォースの事務所にて)
半沢「私からよろしいでしょうか、大臣」
半沢は白井大臣がタスクフォースに視察することを聞きつけて、森山(東京セントラル証券時代の部下)と共に向かうが
白井大臣「開発投資銀行の融資が打ち切りになると聞きましてね」
スカイホープの融資先であった、開発投資銀行からも融資が打ち切りになったことを、白井から告げられる。
(半沢に向けて)
白井大臣「御行でも債権放棄に反対しているのも、今やあなたお1人なんでしょ?」
またしても銀行の内部情報が、政府に漏れていた。
そして、タスクフォースのリーダー乃原は、債権放棄の回答期限の日に、帝国航空の取引銀行を一同に集めて、合同報告会を行うと、半沢に宣告する。
白井大臣「御行はどうするべきか、今度こそ、わ、か、り、ま、す、よ、ね?」
半沢はスカイホープへの融資が自分たちで出来ないかを、紀本常務、そして大和田に提案するが・・・。
大和田「政府に逆らって頭取がどんな目にあったかのか忘れたのか!」
紀本常務「残念だがここまでだ」
セントラル証券のかつての部下森山が事故に
そんな時
(なぜか病院にいる田島の元に半沢がきて)
田島「部長!」
半沢「容体は」
田島「鎖骨骨折です。頭も打ったみたいですが、検査では異常ありませんでした」
半沢が窮地に陥っていることを心配した森山は、スカイホープに融資をしてくれる金融機関を、自分でも探し、駆けずり回っていた。
その矢先のできごとだった。
(森山は階段で接触事故を起こして怪我をしてしまったのだ)
森山の言葉で政府に対抗すると誓う
森山「ビジネスは感謝と恩返し・・・でしょ」
半沢の仕事への信念は、しっかりと後輩の森山に受け継がれていた。
半沢「やりとげてみせる。お前のためにも」
帝国航空とスカイホープを繋げてくれようとした、森山に感謝し、心を打たれた半沢は
大臣である白井に立ち向かう。
だが白井は
白井大臣「すべての物事はリーダーである機長が取り決める。現場はネジと同じ。その指示に忠実に従えばいい」
白井の傲慢な態度に半沢は、
政府相手に宣戦布告する。
半沢「帝国航空とスカイホープの未来は、私が守ります」
一方
(生け花教室にて半沢の妻、花に向って)
智美(半沢たちが良くいく小料理屋の女将)「それ、うちのお店のカード」
妻の花は偶然出会った智美と意気投合する。
(智美の店になぜかいる花が半沢にむかって)
花「おかえり」
半沢「ただいま・・・違うっ!なんでいるんだ!」
(半沢に笑顔で手を振る花)
夫の帰りが遅いことを心配した、花なりの行動だったのだ。
そして、
政府の債権放棄対して、どうするかを決定するりん議が、役員会で行われる。
(役員会にて半沢が全役員に向かって)
半沢「債権放棄の申し入れは拒絶する。それが我々営業第二部の結論です。」
(激しく机を叩いて)
大和田「なんですか、その結論は。おこちゃまの世界でも分かるような理屈では、世論は納得しないんだよ!」
圧倒的に半沢に不利のまま話は進んでいく。
しかし
半沢「帝国航空に必要なのは、債権放棄ではありません。10年後、20年後をみすえ、自分たちの力で利益を出していく、そんな真っ当な、当たり前の仕組みです!」
半沢は、帝国航空の未来にとって、自立再建こそが必要なことで、それこそが「顧客第一」を掲げる、中野渡頭取の意向をくむものではないかと、皆に問う。
半沢「人々の暮らしを豊かにする。そのお手伝いをする銀行の一員として、この結論を変えることはできません!」
(それを聞いた大和田が突然)
大和田「君の考えに賛同しよう」
頭取派の大和田が、半沢の意見に耳を貸した。
そして、一人、また一人と、債権放棄の拒否に場が傾きかけた。
その時
紀本常務「お待ちください。このりん議は否決し、タスクフォースによる債権放棄を、断固受け入れるべきだと考えます」
政府と裏で繋がっていたのは紀本だった。
半沢は裏切者をあぶり出すために、この役員会で発言を仕掛けたのだ。
紀本「債権管理担当役員として、この結論に銀行員生命をかけようと思います」
そしてその結論は、中野渡頭取に委ねられる。
中野渡頭取「紀本君の責任をもって否決し、債権放棄を受け入れることにする」
半沢「お待ちください!」
半沢は否決された債権放棄に1つだけ条件を付けた。
半沢「もしメインバンクの開投銀(開発投資銀行)が、この債権放棄に反対をした場合、その場合は、当行もそれに準ずる。その条件を付していただけませんか」
紀本「無意味な条件・・・」
(紀本の発言を遮り)
中野渡頭取「分かった!」
半沢の条件は採用されたが、政府の要求「債権放棄」を拒否することに、開発投資銀行の谷川が賛同してくれないと、東京中央銀行は政府に敗北してしまう。
最後の望みの綱、開発投資銀行の谷川を説得を試みる
(半沢と谷川が二人で打ち合わせをしている)
半沢「あなた自身はどうお考えなのですか」
最後の望みをかけて谷川の説得を試みるが、
谷川「貸すも親切、貸さぬも親切。銀行員だった私の父も、よく言っていた言葉でした。人の言いなりになってばかりの、頼りない銀行員でしたが」
谷川はかつて銀行員だった父親に言われたことを半沢に話す。
メインバンクである自分たちが、帝国航空に過剰な融資を続けて甘やかしたせいで、現在のような状況を招いてしまったのではないかと、、、。
(あふれる気持ちを抑えられない様子で)
谷川「私たちは、政府に逆らうことなど許されないんです!」
しかし、政府の銀行である、谷川たち開発投資銀行は、政府に逆らうことは難しく、
半沢たちに協力することはできないと告げる。
半沢「貸すも親切、貸さぬも親切。あなたのお父様は、強く、大きなバンカーだった。私はそう思います」
(谷川は会釈して退出)
谷川を説得することができなかった半沢は、絶望的な状況の中、運命の合同報告会が始まる。
(合同報告会にて)
乃原(タスクフォースのリーダー)「本日この場で、賛成意見を確認したうえ、再建案の目途を国民の皆様にお知らせしようと思います」
帝国航空に融資している銀行は、全部で6行。
内4行は融資額が低く、続いて準メインバンクである、半沢たち東京中央銀行、メインバンクの開発投資銀行という並びだったが、谷川たちの姿はなかった。
そして
4行の代表たち「主力及び、準主力銀行の決定に従わせていただきます。」
なんと、各銀行がプライドをみせて、
半沢たち準主力銀行の決定に従うと、政府に抵抗し始めたのだ。
乃原「どいつもこいつもふざけやがって、準主力銀行の、東京中央銀行」
ついに半沢たち東京中央銀行の番になったが、半沢は
半沢「この債権放棄を、拒絶します」
(周囲の驚きの声)
乃原「おぉい!お前んとこの債権放棄を、役員会議で決議したはずだ!」
半沢が反旗を翻したことに、驚く一同だった。
半沢「私共の決議には、開投銀(開発投資銀行)が同意した場合に限るという、条件がついております」
そして、遅れてきた谷川たち。
開発投資銀行の番になる。
谷川「開発投資銀行は、タスクフォースによる債権放棄の要請に対して、見送りの決断を下しました」
(騒然となる場内)
実は開発投資銀行は、先ほど国会で民営化法案がまとまり、政府の呪縛から逃れることができたのだった。
その旨をメールで谷川から知らされた半沢は、谷川を信じ、債権放棄を拒否する旨を貫いたのだ。
(白井大臣にむかって)
半沢「確かに一つ一つのネジは小さく非力ですが、間違った力に対して、精一杯、命がけで抵抗します。あなたは総理の椅子だけをみて、足元のネジを軽んじた。これはその結果です」
ついに、銀行が一つになって政府に立ち向かった瞬間だった。
しかし
(謝りにきた白井大臣に対して)
箕部幹事長「二度と私に逆らうんじゃないよ!首の皮一枚つながったな」
(責任をもって白井大臣は辞任する旨を申し出たが、箕部は「お前はただのお飾りの票集めとしていればいい」といい、辞任を許さず、今後は自分の言うことだけを聞くようにと、まくし立てた)
ついに巨悪の権化、箕部幹事長を本気にさせ、東京中央銀行を襲う脅威を引き起こしていく。
そして
(場面は変わり、半沢の自宅にて)
花「知らなかった?智美さん元銀行員だったの。しかも中野渡さんの元部下だったんだって」
(驚く表情の半沢)
政府と銀行の戦いは、さらなる大きな陰謀が隠されていたということを、半沢はまだ、このときは知る由もなかった。